Andorinha　Web Shop

ニザはポルトガル中南部のアレンテージョ地方のはずれ、スペイン国境近くの小さな町です。
昔から羊の牧畜が盛んで、ニザの羊のミルクのチーズは有名です。

ニザでは昔から地元産のウールでフェルトを生産してきました。
民族衣装やベッドカバーなどの身の回りの物を、フェルトのアップリケで作る伝統工芸が今に伝えられます。

アップリケには花や動物など身近なものがモチーフにされたり
草花やリボンをアレンジしたものの中には中世の雰囲気を感じさせるデザインもあります。

ニザのフェルトのアップリケ工房は
城壁に囲まれた小さな旧市街の一角にありました。
頭がつかえそうなほど天井の低い
古い小さな家の中では
三人の女性の職人さんが黙々と作業をしていました。

アップリケは土台となるフェルトに
１～２枚のフェルトを重ね
最後に重ねた型紙の上から
直接ミシンで模様を縫い上げていきます。
描かれた模様の少し内側を縫うのがポイント。
職人さんはものすごいスピードで
一筆書きのように花模様を縫い上げてしまいました。
縫い終わったら型紙は破いて棄ててしまいます。

縫い上がったら
模様になる部分のフェルトを
小さなハサミでカットしていきます。
縫い上がった模様のふちを見極め
手早く美しくカットする
熟練された技術が必要です。

小さな椅子に腰かけた職人さんは
小さなハサミであっという間に
スルスルと
美しい花模様を描き出しました。

◆ニザのフェルトのアップリケ　ばら◆
価格￥１３，９００
（税込価格￥１５，０１２）

＊サイズ＊
１４２ｃｍ×４１ｃｍ

ウール１００％

			オフホワイトのフェルト地に爽やかな水色の薔薇模様。模様部分のフェルトは２枚重ねで立体感があります。（アップリケは表のみです）　日本の手芸用のフェルトより少し柔らかい風合いです。写真は半分に折り畳んだところで模様は両端にあります。（裏面は無地です）長さがあるのでシングルのベッドスローに使ったり地元の人がするようにテーブルセンターとしても使えます。


※ニザのフェルトには羊の原毛が混じっています。写真の丸で囲んだ部分のように短い原毛が生地全体に混じっています。