＜Vila Real＞
　
Vila Real ヴィラ・レアルは王家の町と言う意味ですが、有名な観光名所と呼ばれる
史跡はあまりないかもしれません。ただ昔ながらの町並みが残っていますし、
此処に至る旅路も楽しいです。

ポルトから途中乗り換えをしながら、ドウロ川沿いを走る私の大好きな葡萄渓谷列車
に乗ってRegua レグアへ。この革張りのシートのレトロな列車から眺めるドウロ川、
その両岸の葡萄の段々畑、そして今回は夏のバカンスシーズンでしたから、観光
川下りをする沢山のクルーズ船（ドウロ川クルーズ）を眺める事が出来ました。
この景色は何度見ても本当に飽きないですね。今回もバスではなく、わざわざ
列車にしました。ここから更にヴィラ・レアルまでは、以前は列車が走っていましたが、
今はバスに変わっています。バスはドウロ川から離れ、山間に入って行きますが、
この周辺もやはり葡萄畑が広がっています。ポルトガル北部独特のエスピゲイロと
呼ばれる高床式の穀物庫なんかも見られます。

またヴィラ・レアルのすぐ傍には、Casa de Mateus マテウス邸があります。
マテウス邸は、ポルトガルが全世界に輸出している有名なワイン、マテウス・ロゼの
ラベルに描かれているのがこの邸宅です。以前から日本でもよく見かけるので飲んだ
事がある方は多いのではないでしょうか
　＊マテウス・ロゼ：緑色の丸く平べったいボトルに入った微発泡性のワイン。

更に進むと、なんだこりゃ？！と思わず叫んでしまう、Panoias パノイアスと言う
2〜3世紀の頃のサンクチュアリもあり、見所が結構あります。
　＊マテウス邸・パノイアスに関しては次回にアップ予定です。

葡萄渓谷を走る	ヴィラ・レアル町歩き	エスピゲイロ（穀物倉庫）の銀細工

レトロな列車の車内	路地	大きな扉	綺麗な教会でした
リスボンにはノッカーの専門店 なんかもあります。	特産の黒い焼き物 このひしゃげた皿はご飯用	ロクロを廻すおじさん	フランセズィーニャ祭り開催！

＜ヴィラ・レアルの美味しいお菓子＞
　
ヴィラ・レアルで綺麗な店構えのパステラリアを発見。店内には美味しそうな
お菓子が並んでいます。さっそく食べてみる、ここのお店は美味しい♪
と言う事で何個か買って帰りました。

・Cristas de Garo　　　　：　鶏のとさかを模したお菓子。中身は鶏卵素麺系のオボシュ
・Covilhetes　　　　　　　：　ヴィラ・レアルの伝統菓子。サクサクのパイの中に肉あん
・Pitos de Santa Luzia　：　郷土菓子。サクサクの皮に、甘さ控え目のカボチャ餡
・Lapoes　　　　　　　　　 ：　黒っぽいクリームのタルト。シナモンの味が濃厚
・Tiselinhas do Laranja　：　オボシュ餡。ラランジャ（オレンジ）の味はしない。色？
・Pastish de Chaves　　 ：　近郊のシャーヴェスの郷土菓子。幾えのパイ生地の中には
　　　　　　　　　　　　　　　　 ひき肉が入ったパイ。

美味しそうなお菓子 が並ぶ店内	Cristas de Garo （左） Covilhetes （右）	ヴィラ・レアルの郷土菓子 Pitos de Santa Luzia	Pastish de Chaves （上） Tiselinhas do Laranja （右） Lapoes （左）

さらに、Ola! Portugal 与茂駄（よもだ）とれしゅ　から、
　・謎の祭壇　Panoias パノイアス　←ポルトガルの他の町の遺跡も紹介
　・マテウス・ロゼの新ラベル　←ポルトガルワインで最も有名なワインの、お馴染ラベルが変わりました。

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