<MANTEIGAS>
ECOLA社の毛織物
ポルトガルのホテルやポザーダで、茶色や白の素敵な毛布がベッドにかかっているのを時々目にしました。
その、自然でシックな風合いの毛布は私のあこがれになりました。
「これはマンテイガスの毛織物ではないか...」と思い当たり、これが作られている様子や町が見てみたくなりました。
色々と調べてみると、ManteigasにECOLAというメーカーがあるのがわかり訪ねてみる事にしました。
ECOLAは織機が3〜4台あるくらいの小さな工場でした。従業員も工場長らしきおじさん(経営者?)と、
他に女性が3〜4人の、ほとんど家内工業のような小さなメーカーです。
私たちが訪問すると、(事前にその旨連絡しておきましたが)色々と親切に案内してくれました。
この地域では12世紀頃から毛織物が作られるようになりました。
ECOLAはこの地で19世紀末から3代に渡って毛織物の技術を受け継いできたメーカーです。
ECOLAの製品は、除草剤などを使わない牧草地で育てた自社の羊の毛を使い、化学染料を使わず
自然の色合いのままの織物に仕上げています。刈り取られた羊毛の50%程の良質な部分を
製品にするそうです。
羊毛の洗浄などにも山の湧水を使い、製品に仕上がるまでに化学物質は一切使われません。
Manteigasのポザーダの近くで出会った羊飼いのおじさんのマントも、地元産のウールで手作りしたそうです。
あのかわいい羊達が、この織物になるのだと思うと、ここを訪れることが出来た感激もひとしおでした。
ECOLA→HP
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工場入口の看板 |
糸を撚っているところ |
左隅の鎖の組み合わせで柄が変わるそうです |
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これはポルトガル製の織機 |
機械が動くと、ものすごい音で声も聞こえない。 |
織り上がったものがたくさん積まれてました。 |
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織りキズを手作業で補修!大変よ、て言ってました。 |
あこがれの毛布とマフラーを購入♪ |
これが羊飼いマントだ!(のミニチュア) |