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   <VILA DO CONDE>


Museu das Rendas de Bilros (ボビンレース博物館)
 
 
ここは海沿いの町、ヴィラ・ド・コンデにあるボビンレースの博物館です。
ボビンレースとは、ピローと呼ばれるクッションのような作業台に図案をのせてピンを打ちながら、
ボビンに巻いた糸をピンにからめてレースを編んでいくものです。
今では金属製のピンを使いますが、16世紀頃には魚の骨を使っていたので、ボーンレースとも
呼ばれています。
ボビンレースの起源は諸説ありますが、15〜16世紀頃にオランダで発祥したのではないかとも
言われています。
そして商人や船乗り達によってヨーロッパ各地へ広まり、ポルトガルへも伝えられましたが、
ヴィラ・ド・コンデ は職人の多さと品質の高さから国内有数の生産地となりました。
館内に展示してある古い写真を見ると、職人のなかにはまだ幼い子供たちもたくさんいたようです。
このレースは貴族達に愛され、衣装の襟や袖、小物など、様々な装飾に使われましたが、大変
高価な物でありました。 
ここの博物館には、こうした作品や道具、図案等の古いコレクションや資料が多数展示してあり、
職人による製作風景も見ることができます。
また、館内にはレース学校が併設され、4歳以上の子供達が学んでいます。


ヴィラ・ド・コンデ ポルトガル ボビン、レース博物館 ポルトガル ボビンレース博物館
博物館の建物は18世紀の領主の館。 ちくわみたいなピロー...座布団形の物を使う地域もあるようです。 図案に直接ピンを打ちながら編んでいきます。



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手際良く編んでいきます。ボビンがコロコロと軽快な音を立てます。 足付きカゴの道具入れ。そばに置いて使います。かわいかった...
展示品のボビンとピロー アンティークのピンと糸



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博物館コレクションのアンティークレース。
町の紋章の素敵なデザイン。欲しいなぁ。
海沿いの町だけあって、海に関する
デザインが面白いです。
昔の物は非常に仕事が細かいです。
とても細い糸で編まれていました。



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