<Amieira do Tejo>
Amieira do Tejo アミエイラ・ド・テージョは、Nisa ニーザの町から10km程離れた場所に位置する小さな山村です。
この小さな村を訪れたきっかけは、ニーザの町を調べていた時に見つけた、このお城の写真。小さなお城なのですが、
その特徴的な姿に一目ぼれ。ニーザには2泊の予定でしたので、古城好きのケは相棒をニーザに残し、一人この城を
探検にやって来ました。
ニーザからタクシーでアミエイラ・ド・テージョ村へ。村へ入る手前、盆地の様な場所にあるアミエイラ・ド・テージョ村を
見下ろす小高い丘で車を止めてもらいました。Castelo de Amieira do Tejo アミエイラ・ド・テージョ城の、30m四方のほぼ
正方形の形に囲まれた城壁の4隅に、それぞれ塔が建っている、小さいですが見事なプロポーションの城がよく見えます。
このお城はポルトガルで最も美しいゴシック様式の城と言われ、後のポルトガルの城建築のモデルになったそうです。
この小さな村に、こんな立派な城があるとはポルトガルは侮れません。写真を撮った後、喜び勇んでお城へと向かいました。
お城の正面に小さなツーリズモがあり、そこでお城に入るチケットを購入。一番乗りでしたのでお城は貸切状態。この城の
歴史は、14世紀のホスピタル騎士団(後のマルタ騎士団)に遡る事が出来るそうです。城門の上には、Crato クラトの
ポザーダにも有った、マルタ騎士団の紋章が掲げられていました。しかしながら、お城は18世紀の内戦と地震の影響で
廃墟となり、塔の屋根や床は抜けた状態となり、19世紀には村のお墓として使われていたそうです。その後20世紀半ばから
国定公園への指定と修復が開始され、往時の姿が蘇ったのだとか。今では主塔に登ったり(塔の中を整備中の様で、今は
アレンテージョ地方のお城の写真を展示していました。今後簡単な博物館の様な形にするんでしょうかね)、周囲を囲む
城壁をぐるりと歩く事が出来ます。1月と言う観光のオフシーズンに言ったからなのか、結局他に観光客はやって来ません
でした。ツーリズモの若いお兄さんは、お城の中庭の地下にある貯水池を見せてくれたりとサービス満点。お城しか見所が
無い様な小さな寒村ですが、大満足の小旅行でした。
アミエイラ・ド・テージョ城 ゴシック様式の見事な城 マルタ騎士団の紋章 30m四方の小さな城 小さな村の立派な城 アミエイラ・ド・テージョ村
谷にある珍しい城 カッコいい城です 主塔 城壁を歩く
さらに・・・Ola! Portugal 与茂駄(よもだ)とれしゅ から、
・ポルトガル古城巡り:アミエイラ・ド・テージョ ←上記以外の写真も載せています。こちらもどうぞ♪
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アミエイラ・ド・テージョ