<Castelo Bom>
Castelo Rodrigo カステロ・ロドリゴから、Almeida アルメイダ→Castelo Mendo カステロ・メンド→(Guarda
グアルダ)→
Belmonte ベルモンテ→Sortelha ソルテーリャへとAldeias Historicas de Portugal ポルトガルの歴史的村々を巡る旅を
計画しました。アルメイダからグアルダ間は、途中のカステロ・メンドに寄りたかったのでタクシーを利用しました。すると、
タクシーの運ちゃんが、「途中のカステロ・ボンもお薦めだから、是非寄っていけ!」との事。グアルダでのバスの時間まで
あまり余裕は無かったのですが、折角なので寄って貰う事に。幹線道路から脇道に入り、牧歌的な道を進んでいくと、
遠方の山頂に小さな村が見えて来ました。「あれがカステロ・ボンだよ」と運ちゃん。古城好きのケも思わず、「お〜♪」と
感嘆の声を上げてしまいました。この村の歴史は古く、はるか青銅器時代(紀元前2000年前後!)まで遡るとの事。
Castelo Bom 直訳すれば”良い城”となります。他の歴史的村々と同様(カステロ・ボンは指定されていません)、スペイン国境
近くの山城、城塞都市なので、昔は防衛の要所だったのでしょう(マドリッドまで300km、スペイン国境まで7km。以前はスペイン
領だった事もあるそうです)。16世紀には、2重の城壁、主塔、2つの塔をもつ立派なお城だったそうですが、今はそのお城の
名残はほとんど残っていません。ポルトガルの古城めぐり好きのケとしては少々残念なのですが、それでも此処は”良い城”です。
何が良いかと言うと、此処からの景色!小高い山頂にあるので、眼下に遮る物がない荒涼とした大地が地平線まで広がって
いるようです。Castelo Bomの地名の由来は、お城その物ではなく、この立地なのかもしれませんね。
また、村には自然の岩を家の一部として利用した、”岩の家”がありました。”岩の家”はMonsanto モンサントが有名ですが、
ポルトガル各地に結構あります。その中でも、この村の岩の家は壁となっている石積みが苔むしていて趣きがありました。
今回は時間が無かったので、あまりゆっくりと散策は出来なかったのですが、次回はゆっくりと訪れてみたいと思いました。
出来たらこの村に泊まってみたいなぁ。夜なんか、星が沢山見えるだろうから。
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カステロ・ボン遠景 |
茶色の石積みの家 |
石のテーブルに飼い葉入れ |
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僅かに残る城跡 |
可憐な薔薇の花が一輪 |
ペロリーニョも台座だけ |
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人通りは全くなし |
ここにも岩を利用した家が |
苔むした石の家 |
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眼下に荒涼とした大地が広がる |
この椅子でずっと眺めていたい |
あ〜楽しかった |