<Obidos>
Obidos オビドスは、『谷間の真珠』と呼ばれる、小さくかわいい町。白壁の家々の窓は花に飾られてまるで
おとぎ話から抜け出してきたような雰囲気。なんでも、時の国王ディニス王が王妃イザベルがスペインから
嫁いできた時に、この町をプレゼントしたとか。この美しい町を気に行った王妃はオビドスを直轄地とした
そうです。それ程愛された町なので、中世の面影が残りとっても綺麗。周囲は緑の大地が広がり、町は城壁
に囲まれています。今でも城壁に沿って小さな町を一周する事が出来ます。白壁の町は花が溢れ、どこを
取っても絵になります。住人も本当にこの町を愛しているだなぁ、と言う事が感じられます。
人気の観光地なので、日中は観光客が狭い道に溢れていますが、夕方を過ぎると静かになります。屋根裏
を改造した小さな宿に泊まり、花に飾られた小道を散歩。癒されたいあなたに。ポルトガル一のお勧めです。
また、お城を改造したポザーダ、Pousada de Castelo ポザーダ・デ・カステロは、ポルトガルのポザーダでも
1,2を争う人気だとか。一度是非泊まってみたいです。
町の特産は、さくらんぼの一種Ginja ジンジャから作った甘いリキュール、ジンジーニャ。甘いお酒ですが、
アルコール度数は20度と結構高く、口当たりが良いからと言って飲みすぎると大変かも。またオビドスは、
チョコレートも名産で3月には国際チョコレートフェスティバルも開催されるとか(行ってみたい!)。チョコレート
に関して面白いのが、チョコレートで出来た小さなカップにジンジーニャを注いで飲む事。ジンジーニャを一杯
飲んだ後はチョコレートカップをがぶり、と1粒で2度美味しい塩梅です。
(オビドス)