
<Almourol>
とあるガイドブックに「子どものときだれもが夢みた、おとぎばなしに出て来るような城」
と書かれたフレーズが気になり、どうしても行きたくなり訪れる事にしたのが、ここ
Castelo de Almourol カステロ・デ・アルモウロル(アルモウロル城)です。実際、この美しい
古城は、テンプル騎士団の財宝伝説、巨人や貴婦人の登場する伝説の舞台にもなって
いるそうです。
今回はEntroncamento エントロンカメントの駅で列車を降り、いつもの様にまずはTurismoに。
ここでAlmourol アルモウロル城への行き方を尋ねるとローカルバスがちょうど有るとの事。
時間も無く、バス乗り場が分かりにくい所に有るらしく、「送ってあげるわ」と言う事で
ツーリズモをガラガラと閉めて、彼女の車でバス停まで送ってくれました。「この紙を運転手
に見せたら良いから」と手書きの紙を用意してた上、昔の機関車が沢山映っている絵葉書
まで沢山頂きました。
(エントロンカメントは、博物館が有る様です。親切なお姉さん、Muinto Obrigado!!!です)。
その紙には「この青年(当時?!)を近くで降ろしてあげて」と書いてあったらしく、バス
の運ちゃんも「此処で降りて、この道を真っ直ぐ行きな」とバス停でも無い所で降ろして
くれました。
青空の下、一本道を進んで行くとやがてテージョ河のゆっくりした流れが見えて来ました。
胸の高鳴りを感じながら、さらに進んで行くとありました!テージョ河に浮かぶアルモウロル
のお城が。小さなお城でしたが、観光客も誰一人居なく、河のほとりに本当に静かに
たたずんでいました。残念だったのは、お城に渡る船頭さんが、この日はお休みだった事。
次回は是非お城の中からテージョ河の流れも見てみたいものです。
(アルモウロル)
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この道の先に・・・ |
テージョ河の静かな流れ |
川に浮かぶお城 |
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青い空に映えます |
船頭さんがお休み、はぁ・・・ |
強制連行中?! |
この訪問には続きの話が有りまして、親切なTurismoのお姉さんやバスの運ちゃんに
思いがけず助けて貰ったのは良かったのですが、帰りのバス停も時刻表も分からない。
とりあえず近くに駅があるはずだと(アルモウロルlの名の付いた駅が有るのは知っていた)
バスが来た道を歩いていましたが、いっこうにそれらしい標識すら見えない。不安に
なって来た頃に、道を歩く軍人さんが居たので道を尋ねた所、駅までは遠いとの事。
困った顔をしていると、そこを通りかかった軍のトラックを止めて「駅まで送ってやれ」と
天の声。こうしてポルトガル陸軍の幌つきトラックの荷台に載せて貰らうと言う貴重な
体験をしてしまいました。親切なポルトガル人に沢山助けられたから良かったけれど、
自分が計画していない事態になると思わぬ事になるので注意が必要と肝に命じました。
さらに・・・Ola! Portugal 与茂駄(よもだ)とれしゅ から、
・おとぎ話に出て来るようなお城アルモウロル城 ←さらにアルモウロル城の写真がいっぱい