<Monsanto>
”ポルトガルでいちばんポルトガルらしい村”のフレーズで紹介される事の多いこの
モンサント村ですが、村の町並み(村並み?)はポルトガルらしいと言うよりも、
この村独自の雰囲気が色濃く出ています。それは自然の岩を利用した家々
(同様の家は他の村でも見かけますが此処ほど多くはないかも)。ある家は岩と岩の
間に壁を作った感じだったり、家の真ん中に大きな岩が有って、屋根を突き抜けて
いたり。突き抜けた岩の周囲は目張りをしているので雨漏りがするのかな、などと
想像してみると、家の中の造りを是非見てみたいと思ってしまいます。決して暮らし
易そうな家では有りませんが、岩の形を利用して工夫しているのかと思うと見ていて
飽きない村並みです。狭い山にへばり付いている様に建つ村なので、家を建てる
敷地が無くなってこんな強引な建て方をしてしまったのでしょうかね。岩をそのまま
使っているのは、巨石により夏の暑さを避けたり、冬の保温効果もある様ですが、
やっぱり、土地も少ないく、岩をそのまま壁や岩に使った方が簡単だったんでしょうね。
建てた後、雨漏り対策とかは大変だったんだあろうな、と思います。村にある、岩が
めり込んだレストランでは、内部は岩がそのままの形で壁から飛び出していました。
ところで、どのガイドブックにもモンサントを紹介するのに、上記のフレーズを使って
いますが、モンサントが受賞したのが1938年。以降このコンテストはどうなったん
でしょうね。モンサント以外に、この賞を貰ったと聞いた事が無い。この一回だけの
開催だったんでしょうかね。
(Monsanto モンサント)
|
|
|
重〜い屋根 |
岩と共に |
岩の間の家 |
|
|
|
岩の間の道 |
静かな村に人を発見 |
道脇の十字架 |