Jorge Colaco ジョルジェ・コラソ・3 −アズレージョ作家、画家
<パラシオ・デ・リオ・フリオ Palacio de Rio-Frio >
パラシオ・デ・リオ・フリオは、20世紀初頭、リスボン近郊のピニャル・ノヴォにポルトガル有数の大規模なブドウ園の
荘園として建設されました。屋敷を建築するにあたり、ブドウ園の当主は建物の外装と内装のタイル装飾を、アズレー
ジョ作家のジョルジェ・コラソに依頼しました。屋敷正面のバルコニーとダイニングには白とブルーのアズレージョで描か
れたブドウ園の様子が、リビングには馬に乗り牛追いをする農夫と、ハンティングをする農園主たちなど、馬をテーマに
した作品が多彩色のアズレージョで描かれています。この多彩色のアズレージョは、アレンテージョ会館のものと同じよ
うに、タイルに布目をつけた油絵風の技法が使われています。
現在、この屋敷はトゥリズモ・デ・アビタサォン(荘園ホテル)として営業され、宿泊客はジョルジェ・コラソの名作を楽しむ
ことができます。
Palacio de Rio-Frio
バルコニー ブドウ園で働く女性
ブドウ園の様子が描かれたバルコニーのアズレージョ
リビングには多彩色のアズレージョ。扉の向こうにホールを挟んでダイニングが見える美しいつくり。
牧畜の様子 ハンティングに興じる
田舎家風の木組みが美しいダイニングルーム
ブドウの摘み取りの様子 彫刻のように浮かんで見える天使たち
吹き抜けのホールにもコラソのアズレージョ 「テレビ室」は落ち着いた雰囲気
★パラシオ・デ・リオ・フリオの宿泊記はコチラ→ ブログ:Bonito☆ぽるとがる『コラソの荘園ホテル』