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   <Tomar : Convento de Cristo>

ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている トマールのキリスト修道院は、ダヴィンチ・コードにも
登場したテンプル騎士団と所縁があります。テンプル騎士団は、レコンキスタ(キリスト教徒によるイスラム
教徒からの国土回復戦争)の活躍の褒美として、ポルトガルの初代国王アフォンソ・エンリケスからTomar
トマール周辺の土地を与えられました。テンプル騎士団長グアルディン・パイスは、この地にエルサレムの
聖墓をモデルとしたロマネスク様式の円堂シャロラ(Charola)、別名八角形の教会ロトゥンダ(Rotunda)を
建設したのが始まりです。その後、強大になり過ぎたがゆえにフランス国王により弾圧されて解散させられた
テンプル騎士団ですが、ポルトガルではキリスト騎士団として生まれ変わり、その後エンリケ航海王子が
団長になり、ポルトガルの大航海時代を支える存在となりました。キリスト修道院はマヌエル1世により再建
され、マヌエル様式の傑作となるに至りました。そんなトマールの象徴、マヌエル様式の窓は、そんな背景を
象徴する様に、航海のモチーフに、マヌエル1世のイニシャル『M』がデザインされ、その上にはキリスト
騎士団の紋章(十字架)を載せています。
ポルトガル旅行記:ユネスコ世界遺産、トマールのキリスト修道院 テンプル騎士団、キリスト騎士団ゆかりの修道院(トマール) トマールの町は、ポルトガルの大祭ダブレイロスの祭りでも有名
キリスト修道院の円堂 世界遺産・キリスト修道院 かたつむり
Convento de Cristo : Tomar (Portugal) トマールの象徴、マヌエル様式の窓(ディオゴ・デ・アルーダのデザイン) マヌエル様式の窓(Janela Manuelina) マヌエル様式の装飾(ポルトガル、大航海時代の象徴)
見事な彫刻の
修道院の入り口
トマールの象徴
マヌエル様式の窓
キリスト騎士団の
十字架を掲げて
ベルト
テンプル騎士団はキリスト騎士団に変わり、エンリケ航海王子の元ポルトガルの大航海時代を支えた トマールのキリスト修道院の大回廊(Claustro principal) 僧坊のアズレージョ(高い天井、長い廊下が特徴) 修道院の食堂。どんなポルトガル料理を食べていたのか
 テンプル騎士団  長〜い回廊  長〜い廊下  長〜い食卓
エルサレムの聖墓をモデルに作られたロマネスク様式の円堂(Rotunda) 王の紋章やキリストの生涯等が描かれている円堂 キリスト騎士団の紋章 マヌエル様式の建築家、ディオゴ・デ・アルーダの設計
 円堂の入り口  礼拝堂  これはなんぞや? 荘厳な雰囲気 
マヌエル様式の彫刻は見事なのですが、やはりそれ以上に息を飲んだのが、この円堂ですね。質素な外観
とはうって変って、16面の円堂の内側には八角形の礼拝堂があり、礼拝堂から天井へ伸びる壁一面に
絵画や彫刻で彩られ、その美しさと迫力に圧倒されてしまいました。
<テンプル騎士団/キリスト騎士団の十字架>
キリスト修道院にあるキリスト騎士団の紋章 テンプル騎士団の紋章を背負って キリスト騎士団(ポルトガル、旧テンプル騎士団)の紋章 キリスト騎士団の紋章の石畳
 修道院は
紋章だらけ
 王の盾にはテンプル
騎士団の紋章
 キリスト騎士団の
十字架
 石畳のモザイク
テンプル騎士団/キリスト騎士団の本拠地であったトマールの町なので、キリスト修道院やトマールの町を
歩いていると、あちこちに円弧を帯びたテンプル騎士団の十字架や、まっすぐとなったキリスト騎士団の
十字架の紋章を見かけ人々の誇りを感じます。

トマール近郊の、テージョ川の中州にひっそりと建つ、『おとぎ話に出てくる様なお城』アルモウロル城も同じ
背景をもつ、テンプル騎士団ゆかりのお城です。テンプル騎士団の紋章、キリスト騎士団の紋章等のお話
を載せていますので、こちらもどうぞ → Castelo de Almourol アルモウロル城

さらに・・・Ola! Portugal 与茂駄(よもだ)とれしゅ から、
 ・知っとこ!世界の朝ごはん にポルトガル(トマール)登場 ←「早くキスして」と言う名のお菓子が登場
 ・ケシュラン三つ星店で、ウサギのカボチャ煮込みを食す ←憧れのレストランについに行って来ました。
 ・世界一美しい窓 ←キリスト修道院にあるJanela Manuelina マヌエル様式の窓
 ・イベリア半島で最も規模の大きな水道橋 ←エルヴァスを中心に、トマール他、ポルトガル各地の水道橋を紹介。


Tomar トマール
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